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過去のブログ紹介 襖(ふすま)の修復 4

過去のブログ紹介 襖(ふすま)の修復 4

過去のブログ紹介、前回に続き襖(ふすま)の修復4(骨の下張り作業)
についてのご紹介です。

前回は本紙の洗浄についてお話し致しました。

襖は骨に紙を何層も貼って作られます。その上に本紙を貼り込んで完成します。襖の修復2で解体のお話をしましたが、その時の図をもう一度張っておきます。これが襖全体の構造です。

今回は骨の状態が良かったので、再使用することにしました。旧下張りを剥がした後、作業を進めていきます。まず最初にする作業は「骨縛り」です。骨に濃い生麩糊を塗り、丈夫な楮紙を貼っていきます。今回は細川紙を使いました。骨の組子が緩んで歪まないように、丈夫な楮紙を貼って押さえることが目的です。

次に「同貼り」です。これは骨のヤニを吸収し、透けるのを防ぐために、ベタ貼り(紙の全面に糊を付けて貼ること)をします。泥入り間似合い紙のような填料(てんりょう)の入った紙を使用します。伝世舎ではタルク入りの楮紙を使っています。

続きはブログをご覧ください。

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